夜はそれほど気にならなかったのに、朝起きると肩や首が重い。
このようなとき、
「枕が悪いのかな?」
と考える方は多いと思います。
もちろん寝具や寝ている姿勢を確認することは一つの方法ですが、寝起きの肩こりをすべて枕だけの問題と考えないことも大切です。
肩こりには、長時間同じ姿勢を続けることや、日中の作業姿勢、運動不足など、さまざまな要因が関係します。
朝の肩だけを見るのではなく、前日の生活まで振り返ってみましょう。
睡眠中は同じ姿勢が続きやすい
起きている間は、無意識のうちに立ったり歩いたり、身体の向きを変えたりしています。
一方、睡眠中は同じ姿勢が長く続くことがあります。
日本整形外科学会の「寝違え」の解説でも、睡眠中に不自然な姿勢が続いたことや、同じ姿勢の持続が首まわりへ負担をかける可能性が示されています。
ただし、寝起きに肩が重いからといって、必ず「寝違え」や特定の病気というわけではありません。
まずは普段の睡眠環境を確認してみましょう。
枕だけを原因と決めつけない
朝の首や肩が気になると、最初に枕を買い替えたくなるかもしれません。
しかし、枕には「この高さなら全員に合う」という正解はありません。
体格、マットレス、寝姿勢などによっても条件は変わります。
確認したいのは、
- 仰向けで首が大きく曲がっていないか
- 横向きで頭が極端に傾いていないか
- 朝になると枕から頭が外れていないか
- 枕を頻繁に折ったり重ねたりしていないか
といった点です。
「高い・低い」という数字だけではなく、無理な姿勢になっていないかを確認してみましょう。
寝る姿勢も毎日同じとは限りません
仰向けがよい、横向きが悪い、と単純に決める必要はありません。
人は寝ている間に姿勢を変えます。
ただし、
いつも同じ側を下にして寝ている。
腕を頭の下へ入れている。
ソファでそのまま眠ってしまう。
といった習慣がある場合は、一度見直してみてもよいでしょう。
特に肩そのものに強い痛みがある場合は、「寝姿勢のせい」と自己判断せず医療機関への相談を検討してください。
前日のデスクワークやスマホ時間も振り返る
朝の肩こりだからといって、原因が夜にあるとは限りません。
前日に長時間パソコンを使っていた。
スマートフォンを長時間見ていた。
ほとんど身体を動かさなかった。
仕事で緊張した状態が続いていた。
こうした一日の過ごし方が重なり、朝になって肩の重さを強く意識することもあります。
朝の状態だけでなく、
「昨日はどう過ごしていたか」
まで一緒に振り返ってみましょう。
朝に無理やり首を回さない
朝起きて首や肩が固く感じると、大きく首を回したり、強く伸ばしたりしたくなることがあります。
違和感がある状態で、勢いをつけて無理に動かす必要はありません。
痛みのない範囲で身体を動かし、起きて少し歩くなど、まず日常の動きから始めてみてください。
強い痛みがある場合には、無理にストレッチをせず整形外科などへ相談してください。
受診を考えたいケース
寝起きの肩こりが長く続く場合や、
- 強い首・肩の痛み
- 腕や手のしびれ
- 腕を動かしにくい
- 症状が徐々に強くなっている
といった状態がある場合には、単なる肩こりと決めつけないことが大切です。
日本整形外科学会では、肩こりの症状の背景に頚椎や肩関節などの疾患が関係している場合もあるとしています。
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遠隔整体は医療行為ではありませんので、身体の状態に不安がある場合には医療機関への相談を優先してください。
